スレート瓦 その2 (石橋)
2015/07/31(金)
戸建住宅 塗り替え現場から
スレート瓦屋根の構造、瓦と瓦の縦のつなぎ目から 入った雨水を 下の瓦が受け止め、瓦の重なり部分の 隙間から排出することにより、野地板や屋根裏への 水の侵入を食い止めています。 しかし、新しく塗装を行うと瓦の重なり部分に塗料等が 溜まって固まってしまっている場合は、出口を失った 雨水がオーバーフローしてしまい、野地板を傷めて 雨漏りの原因となり、最悪の場合 「屋根を葺き替え なければならない」ことになってしまいます。 そこで、屋根を塗装した後の工程として、縁切り作業が 重要視されます。『縁切り』とは、 瓦と瓦が重なった 部分に溜まった塗料に切り込みを入れて、雨水の 排出口を作る 作業のことで、文字どおり、瓦と瓦の 「縁を切る」という意味です。 また最近では 縁切り部材のタスペーサーを、 塗装前に瓦と瓦の間に挿入する方法も 有効とされています。 |
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